まるでパンを食らうように

在宅ジャニオタ男子。ドドドドド新規。

知念侑李くんについてかたってください。

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ロリータ、わが生命のともしび、わが肉のほむら。わが罪、わが魂。ロ、リー、タ。舌のさきが口蓋を三歩進んで、三歩目に軽く歯にあたる。ロ。リー。タ。(ウラジミール・ナボコフ「ロリータ」より引用)
俺は何度か、知念侑李さんを「Hey!Say!JUMPのロリータ」と呼んでいます。ロリータ・コンプレックスロリコンなどと言うとなんだか悪いイメージもありますが、俺は小説「ロリータ」において幼女に執着する主人公よりも少女ロリータに注目したい。ざっくり説明すると、「ロリータ」は少女性愛者のハンバート・ハンバートと彼が愛した少女ドロレス(愛称ロリータ)の物語です。ハンバートは12歳の少女ロリータを騙してアメリカを連れ回すのですが、時間の経過と共にロリータは成長し、ハンバートの愛した幼い何も知らない少女ではなくなってしまいました。彼女はおじさんのハンバートに魅力を感じなくなり、他の男を愛し子供を産み、そして大人の女性になりました。ここまでが前提。
十代前半の頃の、年齢以上に幼い姿の知念さんは、神々しいほどに美しく儚い少女性を持っていました。背が低く、あどけない知念さんは簡単に人の目に留まりました。染めていない黒髪も今よりも長く伸ばして、自分の愛らしさを完全に自覚している知念さんは、何より他人から「可愛い」と言われることに反発を感じていない珍しい中学生男子でした。初期のHey!Say!JUMPは今よりも年齢の差が出やすい思春期を挟んだ年代で、飛び抜けて小さい知念さんは幼い存在としてメンバーやファンに愛されていたのは存じ上げています。もしかしたら、知念さんは他のメンバーよりも精神の成長が早かったのかもしれません。可愛がられる存在でいることをプライドを傷つけられることとしなかった知念さんが一番大人だったと想像すると、なんだか愉快な感じがしますね。
しかし、ロリータは成熟し、少女のように美しく幼かった知念侑李は成人した大人の男性になりました。青々とした未熟な若さのみを愛されたロリータはハンバートから逃げた。けれど、幼さとボーイソプラノを愛された知念さんは成長期を終えた今もHey!Say!JUMPにいる。そして彼は、この数年間で「幼さ」意外のたくさんの魅力を身につけています。それは知念さんの少女性だけを愛した人たちにとっては戸惑いを感じるものなのかもしれません。けれど、俺はハンバートもロリータの人間性を愛したらよかったんじゃないかと思うんです。ロリータの若さ、幼さ、未熟さ、未完成さ、そんなものよりもロリータという人とこれから先にロリータに待っている素晴らしい未来を愛したらそんなに悪い結末にならなかったのではないかと思うんです。
幼い知念侑李しか知らず、今の知念侑李を見ない人を俺は愚かだと思う。あなたはハンバートになりますか?それとも、彼が直視できなかったロリータの未来を見てみますか?でもやっぱ知念様は男前なロリだよなあ(笑)ぐだぐだ。