まるでパンを食らうように

在宅ジャニオタ男子。ドドドドド新規。

料理はプラモデル「坂本昌行のOne Dish」

※以下の文章は9月下旬に書いたもののスマホのメモ帳に入れたままUPしそこねていたものです。だいぶタイミングを逃した話題ですいません。



我が家は両親共働きである。小学校高学年の頃に姉が一人暮らしを始め、それをきっかけに一家の夕食の支度は俺の係になった。最初は母が作っておいてくれたものを温め、一緒にサラダを添えるくらいしかできなかった。米の研ぎ方もスパゲッティのゆで方も何度も間違えた。今でも難しいことはできないけれど、家族に食べてもらえるくらいのものなら作れる。俺と料理の仲は、そんなものだ。
そんな俺ですが、今年はファンをしているV6のメンバーが、長野博さんに続き坂本昌行さんまでレシピ本を出したのでこれは大変。男性アイドルのファンになったことで、まさかレシピ本を買うことになるとは。料理のできない奴がアイドルに釣られて買ったレシピ本。それにどう重きを置いて読めばよいのだろう。撮り下ろしのグラビアもあるようだが、俺は坂本昌行さんにビジュアルの美しさを求めていないのです。妙な時期に出費を増やしやがってESSE(One Dishの連載が載っている主婦向け雑誌)のやつめ、とAmazonに支払いをして数日。ようやく届いた現物をパラパラ見て驚きました。可愛い。
坂本昌行がとんでもなく可愛いのです。四十路の男性アイドルをこんなに可愛く撮ってくださるのはOne Dish関連でしかありません。ありがとうESSE様々。表情がやわらかく、法令線の深さがむしろいい方に働いています。しかもレシピのページにまでいちいち小さい坂本さんの写真があるんですよ。ウォーリーを探せならぬまーくんさんを探せですよ。あら可愛い。おじさんニヤけちゃうよ。それにしても無駄に脚が長い。とにかく商店街ロケのオフショットを載せてくれているのが一番ありがたい。石焼き芋を食べるまーくんさん。ほくほく松村北斗くんにも負けない可愛さ。ふーふーしてるよ。トートバッグを持っている姿は完全に有閑マダム。それなのに隣のページでは浴衣姿で男前を見せつけてくる。坂本さん、洋服だと脚の長さに気を取られがちですが、(シーズンにもよりますが)身体をしっかり作っているので浴衣だとけっこうがっちりして見える。個人的に一番良く写って見えたのは薄緑のトレーナー?で前掛けエプロンをしている写真です。
そんな訳で、この記事は長野博さんのレシピ本の時の記事と対にしたくて先にタイトルを決めて書いていたのですが、だいぶ話がズレたのでインタビューページについて触れてみます。坂本さんは素晴らしいスキルブスなアイドルですが、そのスキルは常に日々の努力の下にあります。なぜ坂本さんがここまで努力するかというと、恐らく自分自身の資質にそこまでの自信はないからです。だから一つ一つしっかりと準備をして、納得がいくまでやり込んで、これだけやったならその自分の努力を信用するしかないと、用意万端の状態でステージに向かってくれます。完全な状態へ一つ一つ積み上げていく。そこに繋がるのではと思ったのが「昔からプラモデルを組み立てるのが好き」「できたところがゴール」という言葉。あ、この人はこうやってやり込んでいくことが苦ではないのだな、と再確認させられた気がします。
長野博さんのレシピ本が出てから、いくつか自分でも作ってみた。プラモデル。材料を用意し、書いてある通りに作業する。それが成功する。その面白さを少しわかってきた。美味しいものを作りたい、食べたい、というよりも、説明書通りのものが完成する喜び。料理を義務としてとらえてきた自分には目から鱗の出来事だった。
しかしながら、坂本さんにしても長野くんにしても、作ったその先に誰かにそれを食べてもらって喜ぶ顔が見たいというのが出てこないあたり、まだまだ結婚は遠いんじゃないかと思いました……だいたい、四十過ぎのアイドルグループに料理なんて極めようと思えばどこまでもいけるもんを趣味に持ってる人が二人もいることがおかしい。20th Centuryはおかしい。まーくんさん、さっさと適度な年齢差の方と結婚している姿を見せてくれ。挙式は明治神宮あたりでやってくれればオタクは涙を飲んで見に行くでしょう(笑)

坂本昌行のOne Dish