まるでパンを食らうように

在宅ジャニオタ男子。ドドドドド新規。

V6ファンが見てきた嵐主演映画「ピカ☆★☆ンチ LIFE IS HARDたぶんHAPPY」感想

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東京ドームシティホールにてメモ帳片手に「ピカ☆★☆ンチ」を観てきた。後半がほぼ井ノ原快彦さんのことしか書いていない観賞メモを見ながらどうこれを文章にしようかと悩んでいる。とりあえず「嵐主演」はまったく無視して、V6ファンの自分として「井ノ原快彦原案&出演」の映画を観てきたというスタンスで書いてみたい。

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夏休みらしく小学生くらいの親子連れや中学生女子のお友達グループが多めの観客。DSやってる半パンの少年がいるジャニーズ現場を初めて見た。俺が見つけられた中でV6側のファンはいなかった。
宣材写真ポスター写真が映されていたスクリーンには、上映開始時間になると過去のピカンチの映像を使った嵐のメンバーからの上映中のご注意映像。櫻井→禁煙(★のタバコ吸ってるシーン)、相葉→携帯の電源(ミクと電話するシーン)、松本→調理禁止、二宮→スケボー禁止(★のスケボーシーン)、大野→係の誘導に従ってください。
で、本編ですが、今回は誰が主役ということもないのでナレーションも持ち回り。二宮和也さん演じるタクマ以外の4人が再会するシーンは、パンフレットの撮影レポによると実際に撮影の最初にやったらしい。「8年ぶりに再会する同級生」の空気感がそのまま「10年ぶりにピカンチの世界に帰ってきた嵐」に重なって、現実の嵐が揃っているところなどしょっちゅう見ているにも関わらず不思議な感覚になった。
ここで、役の話。大野智さんのハルの話し方はかなり意識してるように感じた。「ハル」のキャラクターが一番崩れていないのが大野さんで、そこの取り戻し方が素晴らしい。歩き方、しゃべり方、動きに特徴があるのでやりやすいのかもしれない。バラエティでもキャラを作った時の大野さんの爆発力には凄まじいものがあるが、それと同じ印象を受けた。ビジュアル的には☆☆とほとんど変わらない。
櫻井翔さんのチュウは第一作の★では金髪リーゼントのヤンキーだったが、☆☆でメンバーの中で一番に結婚し、家庭のために電器店に就職している。今回の☆★☆では、最もまともな社会人らしいスーツにネクタイで前髪を上げている。鞄もサラリーマンがよく持ってるあの黒くてゴツいやつ。★では煙草が大人ぶりたい高校生のものだったが、三十代になった今回はリラックスのために煙草を吸っている。本人は「物哀しくしたい」と語っている三十代のチュウは、アダルトでセクシー。なんだかビジュアルが政治家臭いなと思った(笑)
相葉雅紀さんのシュンは、★では主役にしてメンバーで一番の普通の子だったのが今回はまさかの普段着がセーラー服のラーメン屋。パンフレットの本人コメントによると「(★で大学に落ちたことで)あの当時、早めに人生の挫折を味わってるんで…ね。その分、強いと思う、彼は」とのこと。シュンの一見おとなしいようで心の底ではいろいろ考えてる姿は「相葉ちゃん」と重なる。というか全体的に話し方なんか「相葉ちゃん」のまんまだった。葵学先生の元にいた頃のシーンでは前身ニットに頭にティアラをつけていたのですが、なんというかマジで女性的に可愛かったです。キラキラしてた。
二宮和也さんのタクマは、今回最もビジュアルの変化があった役。画面にタクマが映った瞬間に会場内から笑いが起こった、この鮮やかな出オチ!☆☆後の8年で世界を回り、「道」を歌って各国のヒットチャートを賑わせ、ケニア人の妻と大勢の子供を持つようになり、ファッションも異国情緒。ハルには「完全にナオトインティライミ越えてるね!」と言われるほど。タクマは★の高校生時代からクールで大人びている男前なリーダーだったけれど、他の4人にとってタクマがカリスマ的存在であることが今でも変わらないのが嬉しい。ボンとのクレープ屋のシーンが良かった。十代の頃に家庭環境に恵まれなかったタクマが身寄りのない子供を引き取って大家族の父となっていることも意味がないようであるのかも。
松本潤さんのボンは、なんだかんだと一番子供っぽく可愛らしい不思議ちゃん。彼も海外に出ていて、沖縄で出会った妻(もちろん個性的なビジュアル)を喜ばせるために本場でクレープ修行をし、原宿近辺に5店舗のチェーン展開をするも激戦区に敗れて店は潰れてしまう。そして、それを他のメンバーには言えずにタクマにだけ告白する。そのへんの見栄っ張りなところがボンらしい。普段より目を見開くようにしていることで、ボンの甘ったれな可愛らしさをより強調しているように見えた。岡田准一さんが「軍師官兵衛」の若い時代を演じる時に目をキラキラさせるしかないと言っていたのを思い出した。松潤ちゃんの過去作品だと、「バンビーノ」のバンビや「ラッキーセブン」の駿太郎と同じ流れにあるのかも。
ストーリーとしては、4人が8年ぶりに集まる→ハル、チュウ、ボンの順に、8年前にハルに渡されたノートを元にその間にどんな人生を歩んだか『北の裸族』で語る→翌朝、タクマが★でメッセージを書いたところへ→タクマからの着信、『憩え!男盛り』でタクマと再会→タクマ、ボンと原宿へ(ボンの店が失敗したと知る)→(この間、チュウはかごめの納棺)→タクマ、ボン八塩へ戻り、★で「おしりペンペン」をした場所でハル、チュウと合流→屋形船で営業しているシュンの「SHUN麺」へ→4人が集まったのがかごめの通夜のためと明かされる→かごめの通夜へ→かごめの死までの回想→泣く5人→かごめ、棺から飛び出す→かごめ、5人に説教→エンディング。本当に内容はなんにもないんだけど、ピカンチの空気というかキャラクターを思い出すための2時間だったなという印象。これは確実にちゃんとした3をやる気があるんだろう。結果としてかごめ兄貴が生きててよかったんで、マジで3も呼んでくれ。かごめのイノッチ超かっけえんだよ。
で、ここから若干めんどくさくなってきたんで箇条書き~
・オープニング映像が「フリーター、家を買う。」っぽい感じのイメージ。「PIKA☆☆NCHI DOUBLE」
・居酒屋『北の裸族』
・ハルの「彼女、妊娠」で会場内に笑いが
松潤ちゃん口半開きキャワキャワ
・君江に押し倒されて怯えるハルに会場内から「ヒッ…!」という悲鳴にならない声が
・ハルの娘の写真をスマホで見るシュン、ボンの並び
・チュウ「うちの鉄壁と3つ違いか」
・チュウ「かー!キッツー!」
・チュウが全体的に生々しい
・チュウの妻子が出て行ったと知って泣くボン、呪いの叫びみたい(笑)
・チュウ、鉄壁との回想で「キャッチボールしようぜいっ!」バンビ!
・鉄壁をレスリングに誘うチュウ、会場から悲鳴が。たぶん乳首出てたから。
・鉄壁のピアノの発表会。特攻服を着た息子を見てニヤリとするチュウ
・チュウの話を聞いたハル、シュン、顔がぐっちゃぐちゃ
・抱き合うチュウとハル
・ボン「俺のサクセスストーリーでも聞いて元気出せよ!」眉毛ぴくぴく
・回想ボン、「お達者で」が寅さんかよ、かっけー
・チャイナ服のボン、帽子の色が怪物くんチック
・ボンのクレープ屋「TOKIO」に来た有名人の写真が貼られたノートを覗きこむ3人
・「これTOKIOの城島くんじゃん!」「最近マラソンにハマってるんだって」まさかの城島茂
有吉弘行もボンの店に来店
・嫁自慢するボン、目を大きく開いてキラキラ
・★でタクマがメッセージを書いた桟橋の下へ
・チュウ「あいつガキの頃に盗んだ に穴開けてな」コンドームのは言わないようです
・タクマから着信、オープン喫茶『憩え!男盛り』へ
・多国籍というか何か拗らせた女子大生みたいな格好のタクマさん登場
・タクマが出てきた途端に会場爆笑
・チュウ「カメルーン!それって何県?」ボン「アフリカの国だよ」世にも珍しいあの櫻井翔がバカっぽいこと言ってる映像!
・タクマの四女の名前が「松岡」。またTOKIOネタ?
・チュウ「何でいきなりビッグダディみたいになってんだっつうの」
・アメリカの路上で「道」を歌うタクマ。ここで認められたと弾き語りを始める。
・世界各地で「道」を歌う。さっきより明るいけれど、いつもの二宮さんの歌唱にあるクセが取れていてわりとすっきりした歌い方。
・世界のヒットチャートを賑わして、その印税で発展途上国に学校を建てているタクマ
・ハル「完全にナオト・インティライミ越えてるね!」
・タクマさんのラブ&ピースなカリスマぶりに絶句の4人。
・ケニアで熱病にかかるタクマ
・ボンから借りた一万円で妻子を浅草見物に行かせるタクマ
・タクマ「ケニア人のバリタリティなめんなよ」
・タクマ「俺たちの聖地だよ」
・タクマ、ボン、原宿へ。雨が降ったりやんだりする日、とされていたけどこれはロケ当日に雨が降ってしまったので設定を変えたそう。
・店が潰れたのを言い出せずにタクマを連れて原宿をうろうろするボン
・ボン「俺たち、友達だよな…?」
・ボンの店跡地の隣のクレープ屋で店が潰れた経緯を聞くタクマ
・店のコスト削減を図り出すと歌舞伎風のメイクになるボン
・クレープに自分の店(「TOKIO」)のシールをせっせと貼るボン
・不安そうにタクマを見るボン可愛い
・聞き終わり、「帰るぞ、俺たちの町へ」タクマさんクールでかっけー
・「おしりペンペン」した場所へ
・シュンが屋形船で登場
・シジミばかりのラーメン
・シュン回想
・シュン「○○ってばよ!」と回想で何度か出てくる語尾
・屋形船にSHUN麺オープン記念で乗っていたハル、チュウにシメられる
・クライマックスのかごめの通夜へ
・イノッチの等身大パネル!ピザ持ってる!
・リーゼントで笑顔の遺影。かごめ兄貴が完全にジェームス・ディーン。超カッコいいんだけど、パンフレットの座談会で松潤ちゃんも同じこと言ってるからこれはマジでカッコいいよ。
・喪服に着替えさせられたタクマが特攻服姿のチュウにツッコミ→チュウ「これは喪服だ」
・棺の中にはイノッチ。顔色を悪く見せるように塗ってる?唇も色を薄くしているような。鼻に綿が詰まってる。
・かごめ、「生前」の回想
・赤の水玉の傘でピザを守るかごめ兄貴!
・手品するかごめ兄貴!
・にっこりするかごめ兄貴!
・バイクに乗ると相変わらず姿勢のいいかごめ兄貴
・かごめ「嬢ちゃんどうした?お膝から血が出てるじゃねえか」かごめ兄貴ー!!!!!
・道路に飛び出した子犬を助けるかごめ「ソイアッ!」
・子犬を助けた直後、トラックにはねられるかごめ
・頭から血を流しながらもピザを届けるかごめ兄貴!ザ☆イノハラワールド!
・病院の廊下を脱いだスーツの上を持って走るチュウ
・病室の前でチュウと鉢合わせるハルの顔
・顔に白い布をかけられているかごめ
・「鴨川かごめ、享年38歳」の文字
・回想終わり、通夜
・著名人からかごめへのコメント。戦場カメラマンの渡部陽一が出てきてタクマ「コンゴで会ったことあるかも」
・弔問客に上島竜兵。クルリンパ。
堤幸彦河原雅彦もビデオコメント。カンペ映ってる。
・チュウ回想。かごめ、チュウ、『北の裸族』で2人飲み。
・かごめ兄貴がリーゼントにサングラスに煙草。超カッコいい。
・かごめ「兄ちゃん、ルービー一丁!」かっけえ!
・回想終わり、通夜のシーンへ
・タクマ、おろむろにギターを取り出し、「道」を弾き語り。口の開きかたと声の大きさが合ってないからたぶん吹き替え。二宮和也さんはやっぱりいい歌を歌いますね。今回だけで3回も「道」を歌ってるけど、どれも違う。
・タクマ「かごめさんに捧げる、レクイエムだ…」タクマかっけええええええ
・泣く5人。この泣き方がみんな変で、通夜のシーンが始まってから若干マジで湿っぽくなってた場内に笑いが起きる。
・かごめ、棺桶から飛び起きて生き返り、鼻息で綿を飛ばす
・テヘペロ風に笑って三角布を外すかごめ
・「うーっ」と「ひーっ」の中間みたいな引き笑いをするかごめさん
・ボン「今回こういう展開多いな…」画面の中の河原さん、人差し指でシーッ!
・かごめ、死んでた時の回想
・三途の川でカヌーの漕ぎ方をタクマ父にレクチャーされるかごめ
・チュウ「わかったらこっち戻ってこいって!」
・かごめ「おめえ、いつまでも俺を頼ってんじゃねえよ!」ここすげえカッコよかったよ、井ノ原快彦ファン諸兄諸氏へ
・かごめ、チュウに「お前には仲間がいるじゃないか」と言うものの「その仲間が頼りなかったら?」と聞かれて4人を思い浮かべる。なぜか岩に彫られていてマウント・ラッシュモア風。
・一度は渡った三途の川を走って帰るかごめさん!かっけえよかごめさん!
霊安室で目を覚ましたかごめ。病院の患者から煙草をもらう。
・ということで、ダメダメの5人が集まるきっかけを作るためにかごめさんがやった壮大なドッキリでしたってことで回想終わり
・かごめ「もう一回、映画みたいな青春を、ぶちかましてくれよ!」タクマ「いやいや俺たちもう30オーバーですよw」
・十代は「人生は厳しい、だけどハッピー」、二十代は「人生は厳しい、だからハッピー」、なら三十代は?
・5人「人生は厳しい、とてもアンハッピー」
・タクマ「俺たち(タクマとシュン)なんか、スタンスが違うんですよね」映画でも安定の総武線コンビ。バンクボウリング始まるかと思った(笑)
・5人でこそこそ相談
・5人「人生は厳しい、たぶんハッピー」
・かごめ「その"たぶん"ってやつを自分たちの力で"絶対"に変えてみろよ!」
・なんか丸く収まった風にそのままエンディングの「PIKA★NCHI」へ。川沿いを歩く5人の映像。最後にチュウ→ボン→タクマ・シュン→ハルの順で柵を乗り越える。
・"井ノ原快彦"と出演者の最後にクレジットされてて大物のようでこそばゆい。なんか嬉しいっすね。
・クレジット後、「嵐」の設定でキャストを見送る5人。
・イノ「早くパート3やんないともう次40なっちゃうよ」堤監督「あんたはどうなんだよ」イノ「これは失礼しました」
・まさかの後半30分くらいほぼイノッチ!

結論。これはイノッチファンはDVD出たら買わなくてはいけないやつだ。男・井ノ原快彦38歳、超カッコいい男前でした。かごめさんカッケーッス。ということでまったくまとまりのない記事ですがとりあえず投稿してみました。かごめさんカッケーッス。


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