まるでパンを食らうように

在宅ジャニオタ男子。ドドドドド新規。

8月・錦戸亮強化月間

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8月は関ジャニ∞錦戸亮さん強化月間でした。ひっそりとやっていたので、気づいた方がいらっしゃったことに少し驚いています(笑)
強化月間が始まるずっと前知った、錦戸さんについて印象的だったエピソードが一つだけあります。錦戸さんは男3人と妹1人の4人兄妹の中で、一番下の弟として育ちました。「兄ちゃんたちのお下がりを着ていたからTシャツの首のところがいつも広がっていて、今でも首が詰まっているTシャツは落ち着かない」というようなことを言っていたのをテレビで見かけ、「そうか、この人は首の伸びたTシャツを着る時に家族を感じるのか」と思いました。深い意味はありません。ただ、彼が演じてきた多くの役のイメージ、「ナイーブで繊細な青年」と錦戸亮はけしてイコールではないのだな、と当たり前のことを思いました。
「かわいそう村の村長」とは、ドラマ「流星の絆」で脚本の宮藤官九郎二宮和也さんを指して書いた言葉です。実は、俺はこの言葉を錦戸亮さんに当て嵌めて見ていました。勝手なイメージです。かわいそう、気の毒、大変そう、苦しそう。大阪と東京、関ジャニ∞とNEWS、グループと外の仕事、いろんなものを背負わされて二十代前半を過ごした重みが彼をかなしそうにかわいそうに見せているのだと思っていました。同情にも似た気持ちを持っていた、それがどれだけ錦戸さんに失礼かも気づかずに。
前にもここで書いたことがあるかもしれませんが、俺が初めて見た錦戸亮さんはNEWSの錦戸亮さんでした。2010年の東京ドームです。俺はあの時、「NEWSの錦戸くん」を目撃しました。どこかすましていて、クールで、何も慌てることのない、カッコいいみんなのお兄さんの「錦戸くん」です。その後、きちんと錦戸さんに興味を持った時にはもう、その「NEWSの錦戸くん」はいませんでした。この強化月間はかつて確かにいた「NEWSの錦戸くん」を探す旅であったと同時に、「関ジャニ∞の亮ちゃん」を知る1ヶ月にもなりました。俺が「かわいそう」と感じていたあの憂いを湛えた瞳と切なげな声は、関ジャニ∞の中ではせっかちに悲痛な叫びを上げる姿が微笑ましい年下メンバーのものでした。関ジャニ∞の本当の最年少は大倉忠義さんですが、大倉さんが実の兄弟の中で長男な分、どこか錦戸さんに末っ子的なポジションがあるように見えます。「なんでなん!」と(主に横山さんとすばるさんの)理不尽を訴える錦戸さんは、不憫で、でもなんだか可愛らしくて笑ってしまう。その姿は、もしかしたら首の伸びたTシャツを着ている弟のものなのかもしれない、そんな風に感じた8月でした。