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まるでパンを食らうように

在宅ジャニオタ男子。ドドドドド新規。

調理は実験「長野博のなっとくめし」

他の追随を許さない、というかもはや後輩も気軽に二番煎じできない域になっているジャニーズのグルメ変態、食べ歩きバカ、食の狂人、とにかく旨いものを食って食って食って語るV6の長野博さんがとうとうレシピ本を出しました。逆に今までなかったのかよ!と少し驚く。
発売から数日、書店でタレント本の棚を探して見つからなかったんですけど、普通にレシピ本のコーナーにありました。大きさも普通にA4くらい。前に出していた新書サイズの食べ歩き本は持ち歩くことを想定しての大きさだったのだろうと今さら感心しました。俺は基本的に長野くんに甘いです。
中学入学から通っている男子校には、家庭科室というものがない。よって家庭科という教科もない。おかげで俺は未だに服のボタンもまともに付けられません。細かいことは知らないし興味もないんですけど、飯盒炊飯が家庭科の単位の代わりになってるらしいんですね。その飯盒炊飯の時に指導の先生から聞いたことで印象的だったのが、「料理は家庭科だが、調理は科学だ」という話です。要するにお前らは家庭科の基礎なんかあったもんじゃないんだから素材の特性やら火の燃え方やらを科学的に考えて仮定を証明するために実験するつもりで頑張れやってことなんですけど、今回長野くんが出した本はまさに「科学の調理」。調味料はさしすせそ、なんて言われても何故なのかわからないと覚えられないんですよね。なっとくめしはレシピ本ですが、この「何故ならば」をしっかりと説明してくれます。ざっと眺めてみると、春キャベツ→ビタミンC、サバ→浸透圧、筍→アルカリ性、玉ねぎ→脂溶性と水溶性となんだか理科の実験のような言葉が並びます。何故この食材にはこのような調理法をするのかを解説してくれる。「納得飯」の看板に偽りなし。これは調理師免許を取っている長野博さんならではじゃないでしょうか。
単行本化にあたっては雑誌「Tarzan」に連載されていたレシピと解説だけでなく長野くんへのインタビューも収録されているのですが、マジで「V6長野博」ではなくただの食べるのが好きな人の本だった。面白いか面白くないかで言うとすげえ面白い。最近V6気になるんですっていう人におすすめする本ではないけど、普通に興味深く面白い。タレント本で書いてる人が誰か忘れて読めるのってなかなかないんじゃないでしょうか。改めて長野博の果てない食への探究心にドン引きし、でもこんなに楽しそうなら俺も料理してみようかな、と思わされる一冊でした。ESSEさんもまーくんさんのレシピ本出してください!俺の財布は準備万端だよ!

長野博のなっとくめし

長野博のなっとくめし